FXトレードを行う上で、米経済指標は非常に重要です。しかし、初心者の方でも簡単に理解できるよう、各指標の概要とその簡潔な説明しました。参考になれば幸いです!
ボーダー色
金融政策・赤 物価関連の指標・青 景気関連の指標・白 雇用関連の指標・緑
FOMC (Federal Open Market Committee) 連邦公開市場委員会
概要
FOMCは、米国の金融政策を決定する機関で、政策金利の変更を行います。年に8回開催され、市場に大きな影響を与えます。
簡単に言うと、アメリカの金利を決める会議です。金利が上がるとドル高、下がるとドル安になります。
金利どうするぅ?って会議なわけだね
主な指標発表時間 NY27:00
CPI (Consumer Price Index) 消費者物価指数
概要
CPIとは、消費者が購入する商品やサービスの価格変動を測定する指標。インフレに関する重要な指標です。指標は毎月発表
簡単に言うと、物価がどれだけ変動したかを示す指標です。物価が上がるとインフレ、下がるとデフレとなります。
同時発表されるCPI【コア】とは、CPIの総合指数から生鮮食品を除いた指数です。より正確な物価状況が算出される為、こちらも注目される指標です
物価(インフレ・デフレ)に関する指標なんだね
主な発表時間
21:30~22:30
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PPI (Producer Price Index) 生産者物価指数
概要
PPIは、生産者が販売する商品やサービスの価格変動を測定する指標です。CPI同様、インフレの指標となりますが、生産者レベルでの価格変動を示します。
簡単に言うと、生産者が売る商品の価格変動を示す指標です。生産コストが上がれば、消費者価格も上がる可能性があります
生産者の価格がどう変わったかを見る指標だね
- 良い結果 生産者価格が予想通り、または予想以上に上がる(インフレの兆候)
- 悪い結果 生産者価格が予想以下、または下がる(デフレの兆候)
CPIは「買い手側」「PPIは売り手側」の価格変動ということなんですね
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雇用統計(Non-Farm Payrolls) 非農業部門雇用者数
概要
雇用統計は、非農業部門の雇用者数の増減を示す指標で、毎月第一金曜日に発表されます。米国経済の健康状態を示す重要な指標です。
簡単に言うと、新しく雇用された人数を示す指標です。雇用者数が増えると経済が好調、減ると不調というこになります
雇用者数から経済を見る指標なんだね
雇用者数の増減で経済の成長・停滞縮小を図る指標です
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ADP雇用統計 (ADP National Employment Report)
*オートマティック・データ・プロセッシング社(ADP)
毎月初旬に発表
概要
ADP雇用統計は、米国の非農業部門における雇用の増減を示す指標です。政府の公式雇用統計(雇用統計)より数日前に公表されるため、先行指標として注目されています。
簡単に言うと、アメリカの民間部門での新規雇用者数を示す指標。公式の雇用統計の予測として利用されます。
ADPは会社名なのか。
民間雇用の指標で、公式の先行指標にもなるんだね
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小売売上高 (Retail Sales)
月次発表
概要
小売売上高は、国内の小売業者の総売上高を測定する指標です。消費者の購買活動を反映し、経済の健康状態を示す重要な指標です。
簡単に言うと、どれだけの消費者が商品を買ったかを示す指標です。消費が増えると経済が好調、減ると不調です。
消費者がどれだけ買い物をしたかを見る指標なんだね
指標時間 21:30~
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GDP (Gross Domestic Product) 国内総生産
概要
GDPは、国内で生産された全ての財とサービスの総額を示す指標で、4半期ごとに発表されます。経済の総合的な規模と成長を測定します。
簡単に言うと、国全体でどれだけの価値のものが作られたかを示す指標です。GDPが増えると経済が成長していることを意味します。
「国・・・どんだけ成長したかなぁ・・・」
って定期的に見る総合指標なのか
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フィラデルフィア連銀景況指数(Philadelphia Fed Index)
毎月発表
概要
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表する、地域の製造業の景況感を示す指標です。製造業の経済活動を把握する上で重要です。
簡単に言うと、製造業の景況感を示す指標です。指数が高いと景気が良く、低いと悪いです。
景気関連の指標ってことだね
指標発表 21:30~
製造業PMI【速報値】(Manufacturing PMI – Preliminary)
月次発表
概要
製造業PMIは、製造業の購買担当者の動向を基にした景況感を示す指標です。速報値は特に注目され、50を上回ると拡大、下回ると縮小を意味します。
簡単言うと、製造業の景況感を示す指標。50以上で拡大、50以下で縮小となります。
製造業の景気拡大・縮小を見る指標なんだね
非製造業PMI(Non-Manufacturing PMI)
月次発表
概要
非製造業PMIは、サービス業など非製造業の購買担当者の動向を基にした景況感を示す指標で、月次で発表されます。こちらも50を上回ると拡大、下回ると縮小を意味します。
簡単に言うと、サービス業などの景況感を示す指標。50以上で拡大、50以下で縮小となります。
こちらはサービス業の景気拡大・縮小を見る指標ってことか
指標時間 21:30~
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随時更新予定・・・
*2024/7/4更新
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